「ふたつの文化」を生きるものは

20代半ばまでを北海道で過ごし、

その後南関東で暮らすようになった私は

田舎的な生き方と 都会的な生き方を 両方知っている。

別にそれは偉くもなんともないけど

人は自分以外の生き方を 理解できないことがあるから

両方の生き方を理解できる自分は その分視野が広いのかな?って思うことがある。

 

末子が小学校に入学するまで、わたしはフルタイムで仕事をして

その後、専業主婦になったのだけど

故あって PTAというものにあしを突っ込んだとき

これを中心的にやろうとする人は、専業主婦でないと無理だと感じた。

(それほどまでに 時間的拘束度の高いのがPTAのお仕事なのだ)


 PTAのお母さんは 時に「職業をもつ母親」を悪しざまに言う。

仕事を持つお母さんは 時に「専業主婦」を悪しざまに言う。
両方の立場がわかるわたしは 
それぞれの言い分にうなずきつつも

自分がその立場にないと 相手を理解しにくいものなのだと 感じる。

 

医療従事者である自分と

患者の家族である自分は どちらの一つのわたし。

両方を経験して 両方の立場 両方の文化を知っている私は

両者を引き合わせる 通訳のような存在になれないかと

結構、本気で思っている。